膨らむ構想と、関わる人々への想い
当初は「赤黒トントンの阿久津食堂」で満足と思っていましたが、計画を通して出会った人々の思いや、私の本業である会計事務所や顧問先の現状を鑑みた時に、計画が具体的になるにつれ様々な構想や理想が私の頭の中で連結していきます。
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今回のステーキ事業の業態を提供してくれた顧問先でもある守屋さんの多店舗展開にも貢献したい。
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店長を務める津野さんの生活も豊かにしてあげたい。 (津野さんはもうじき50代に入るが子供はまだ生まれたばかりだ。この子がとにかく可愛い。この子が成人するまで20年は頑張らないといけないだろう。その為にも将来的には店の1軒も持たせてあげたい)
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店の営業を手伝ってもらえる木下さんにも、今は苦戦しているが一門の経営者として成長させてあげたい。
私の本業の会計事務所の現状はお陰様で順調である。開業から23年目を迎えたが、この23年の間売上が前年を下回った事は一度もない。毎年階段を一段ずつ踏みしめるように成長を続けてきた。これも一重に私を創業から支えてくれた所員と顧問先が居てくれての事である。
しかし、開業当初から私を支えてくれている顧問先も、コロナを乗り越えて更なる成長を遂げている顧問先もあれば、コロナの嵐に巻き込まれて苦境に追いやられている顧問先も少なくない。
皆苦しんでいる。何とか救いの手を差し痕べてあげたい。 その為には、今回開業するステーキ店を行列の出来る繁盛店にしなければなりません。
「目玉焼き一つ焼けないやつに飲食繁盛店出来るのか???」と思われる方も多いかと思うが、飲食の現場に立ったことは無くても飲食店の数字は今までに嫌になる位みてきた。どのような飲食店が利益を上げる事が出来るのか、今まで培ってきた事務所に眠っている飲食業の経営支援のノウハウの出番である。
店舗と現場スタッフがいれば開店して利益を上げられるビジネスモデルをパッケージにして提供する事が出来れば、顧問先の苦境を救う事が出来るかもしれないと考えています。
幸いにして私自身は会計事務所の所長としての収入があるので、このステーキ事業から給与をもらう必要はありません。ステーキ事業の利益を全て多店舗展開の為のシステム開発や業態開発に使う事が可能です。多店舗展開が出来れば、会計事務所としても顧問先拡大と業務の生産性の向上に寄与してくれる事になります。
コンセプトと今後の展開
今回のステーキ事業のコンセプトは「健康と筋力アップの双方を叶える安全な食事の提供」です。
当初はLump、ポーク、チキン、ハンバーグのシンプルな品揃えとなりますが、近いうちにコレクトメニュー(健康やトレーニング後にたんぱく質の栄養補給が可能なミニパック等)を開発し、サブメニューやテイクアウトを強化する。
将来的にはトレーニング施設やトレーニングルームを併設し、「健康と筋力アップを効率的に実現する施設」にする事が出来れば理想的と考えています。
なぜ「ステーキ事業」なのか?(ラーメンとの類似点)
中小企業経営者でセカンドビジネスとして飲食業に手を出す方が多いのは現実です。しかし、セカンドビジネスとして始めてもそれが上手く機能しているというケースは、私の経験では少ないように感じます。飲食業が簡単に誰でも出来ると誤解されているのかもしれませんが、飲食業はそんなに簡単なビジネスではありません。実は非常に奥の深いビジネスなのです。
私がセカンドビジネスとしてステーキ事業を選んだのは私個人の事情によるところが大きいのですが、経営面からみてもステーキ事業はセカンドビジネスとして適していると感じます。
私の経験では、飲食業で一番利益が上がる業態は「行列の出来るラーメン屋」だと思っています。利益の上がるラーメンとステーキは意外と類似点が多いのです。
「ラーメンとステーキのどこが似てるねん???」と思われる方も多いと思いますが、似てると思う理由は下記の通りです。
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冷めたら不味くて食べられない(回転率が早い)
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職人の習熟が他の飲食に比べて短時間で可能(人の確保が容易)
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使用する食材の数が少なめ(原価コントロールが容易)
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調理の時間が短時間(人件費のコントロールが容易)
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ウナギの寝床のような店舗で営業可能(物件の探し易さと賃料優位)等々。
経営管理の優位性と覚悟
本業があり全く畑違いのセカンドビジネスで成功を収めるには、「人材の確保」と「現場に行かなくても経営管理を的確に行えるかどうかが」大きなポイントです。本業がある以上、セカンドビジネスは誰かに任せる必要が出てきます。
職人の習熟が高くないと運営出来ない飲食業では、人を採用する時、習熟度を第一に考えなければならなくなります。しかし、習熟度が低くても責任感が強くやる気さえあれば店を任せる事が可能なので、人材確保の幅が広がり採用のハードルがぐっと下がります。
また経営管理において、飲食業で最も改善と管理が難しいのが原価管理です。ステーキは1品物なので原価管理もし易く、異常値の早期発見も可能です。
人材確保の側面からも経営管理の側面からも、ステーキ事業は有望な事業であると判断しています。
店舗の数値管理については月次をしっかりと行い、その結果はオープンにしていきたいと考えています。